ぱぱぱや*おかたづけマガジン

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其の五:ゆたんぽおこた

 
夏の間は、テーブルだった我が家のコタツ。
おふとんをかけて、ゆたんぽを入れて、
幸せおこたに変身。
電気を入れると、ついつい入れっぱなしにして
電気代がばかにならないからでして。
ここで眠っちゃうし(夜)
朝晩寒いんだもん。

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其の四:保存食作り

雪が降りました。
いつもより遅い初雪。
山で豆を作っていたじいちゃんは、冬の間は里に下ります。雪の少ないD市にお引越し。
山の家には、冬の間何度か雪下ろしにきます。
シーズンごとに住み分ける暮らしも、もう何十年にもなるので
今やそれぞれの家にちゃんと家財道具があり、引越しも身の回りのものだけ。
いつもは手伝ったりしないんだけど、最近豆をもらったりするので、顔だけ出しました。
「もう、○○さんのトラック頼んでるよ、俺らは俺らでするから、心配せんでいい。
それより、豆持ってけ!かぼちゃもあるぞ!大根はいるか!」
というわけで、大量のかぼちゃと大根をもらってきました。
かぼちゃは、ひっくり返して、おしりのところを乾かせば、なんとかもつ。
豆もだいじょうぶ。
問題は、大量の大根・・・・
肥料袋(といっても、わからないかなあ~50×100くらいの大きさの厚手のビニール袋)
に5袋。本数にして・・・・50本?
たいしてリッパなものはないんだけど、それにしてもなあ。
仕方ないので父のところに寄ると、「だいこん、あるぞー」
・・・・いらない。
近所のオバさんがお茶飲んでたので、つかまえて漬物の漬け方をきく。
「おまえが漬物漬けるなんてなあ~」
父は感慨深げ。
そりゃあ、娘もお年頃になるってことよ。
しょうゆ漬けと、かぼちゃ漬けを習う。
「たくあんて、むずかしい?」
「たくあんはねえ~」
上級者向けらしい、いろいろ手間がかかるらしく教えてもらえなかった。
まずは、簡単なのからマスターしようっと。
ぐずぐずしてると、すぐにスが通るから、風邪気味の体にムチ打って、大根と格闘。
まず、煮炊きして食べる分を、一本ずつ新聞紙でくるみ、ビニール袋に密封。
ま、密封といっても、完全に空気は抜けないが、なるべく空気にふれさせないで
冷暗所に置いとくと、ひと冬はもつらしい。
一番いいのは「土に埋める」
でも、冬、雪の下から掘り出すのはタイヘン。ウチなんか豪雪地帯だし。
昔の家は室(むろ)があったけど、今は床下収納もない。
あっても、しばれて(凍って)しまわないようにするのが、けっこう難しい。
北海道の家の中は室温が高く、最近の家はどの部屋も暖かいし、気密度も高い。
「漬物おいとける場所がないんだよねえ」とオバサンはぼやく。
暖かいとすぐすっぱくなるからなあ。
「すぐ食べるんなら、酢漬けがいいよ」
塩もみした薄切り大根を、はちみつかなんかのびんに、甘酢で漬ける。
冷蔵庫にいれられるし、けっこう長く美味しく食べられるとのこと。
基本をマスターしたら、酢しょうゆにしたり、梅酢にしたり、いろいろバリエーションがありそう。
田舎暮らしの本の中に、「ハリハリ大根漬け」というのが載っていた。
タテに四つ割りした大根を軽く干し、薄切りにして更に乾かす。
けっこう保存がきくし、いつでも漬物に使えるそうだ。
そろそろ雪空なので、丸ごと一本しばって外に干すには、タイミングを逸していたから、
20本は、すぐに干せそうな、こちらの方法にする。
本漬けにする前は、下漬け(塩で漬ける)か干すかーなので、
初心者の私は、ちょっとずつ両方やってみることにした。
小さいタルに10本くらい、こちらもすぐ漬かるように四つ割にして漬ける。
じいちゃんは、出荷のために作っているんじゃないから、いろんな形の大根がある。
穴があいてたり、傷ついてスジがついてたり、黒くポッチができてたり。
傷みが入るから、皮をむいてきれいにしつつ、すぐ食べ切れそうにないよなあ・・・と
キッチンをながめていたら、切干大根のビンが目に入る。
そうだ!切干大根を作ろう!!
・・・千切りにして干せばいいんだよねー
ぶつぶつ言っていたら、夫がネットで検索してくれる。
へえ、いろんな人が書いてるわー
イカの足みたいに、上の方をちょっと残して、ぴらぴらとつながった形で干す人もいる。
なんたって、干すことで旨みも栄養価もぐんと上がるらしい。
なぜかわが家にある、巨大な(直径1mくらい!)ザルに広げて干してみる。
早く天日で干したいけど、お天気が悪そうだなあ~~~
うちわで、ぱたぱたと扇ぎながら、これを書いております。
広口のコーヒービンに、甘酢漬けとしょうゆ漬けも作り、一段落。
せっかくだから、リッパなやつをごろんと輪切りにして、圧力鍋で煮る。
今夜はふろふき大根と、大根のお味噌汁で~す。
そういえば、じいちゃん家には猫が2匹いたんだけど
「猫一匹、どうしてもつかまらんかったから、置いてきた」
って言ってたなあ。
迎えに行くのかなあ。
雪積もるぞー 

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其の三:田舎時間

実家のおかたづけは、実は私にとっては「楽しみ」でもあるのです。
思ってもみないモノを“発掘”できるから。
今の実家は、私が小学生の頃からのモノしかないから、
まったくみたこともないモノは少ないけれど、
それでも、昔懐かしいモノが出てきたり、
すっかり忘れていたものに再会できたりします。
ウチでさえそうなんだから、昔からの蔵があるお家や、山のじいちゃん家なら
どんなものに出会えるんだろう。。。
想像しただけでわくわくします。
母の住む実家は、母方の長男である叔父の家財道具も一式引き取ってあるので、
祖母の頃からの古い家具なんかがまだ健在。
貧乏だったので、いい家具ではないけれど、それでも今のぺらぺらの合板とは違い
けっこうどっしりと頑丈、風情もあります。
母も思い出があって捨てられず、一人暮らしなのに、いくつも食器棚を並べてたりしたので
「使うから、ちょうだい」と2つばかり引き揚げてきました。
私の方はどうせ安物の合板家具、さして愛着もないので、リサイクル屋へ。
そして、祖母の使っていた食器棚を磨き、キズはクレヨンで埋め、
はがれそうなウラの板に壁紙を貼り使っています。なかなか良い具合。
倉庫のおかたづけ中に、見おぼえのない箱に入っていたのが、写真の柱時計。
これも、祖母の時代のものだろう。
ぜんまい式、振子が動き、時報は鉦の音。
文字盤の塗料がはげているものの、箱の部分は、どこも壊れていないんだけど、
ぜんまいを巻いても、振子も針も、びくとも動かない。
だめかなあ~と思いつつ、母には黙って持ち帰り(ごめん、かあちゃん)
せっせと木の箱の外側を磨いていると、「どれどれ」と夫。
「油さしてみて、それでもだめなら、専門家だなー」といいながら、シュー。
壁にかけて、振子をそっと動かしてみる。
カチカチカチ。。。。
動くじゃん!!
「しばらく、様子をみよう!」
時報は鳴るのかなあ。
運んでくる時は、棒状の鉦がぶつかって、けっこういい音してた。
・・・・・・
「そんなじーっとみてても、12時にならないと鳴らないダロ」
そうね、まだ20分あるもんね。
・・・・・
20分後、時計の前にふたりで正座。
カチ、長針が進み12の数字に重なる。
ジジジー、カーンカーン~~~~
「きゃー、鳴った!鳴った!」
拍手。
それが先週の土曜日の昼のこと。
今は、月曜日。
3日間、見事に正確に動いております。
一時間ごとに、律儀に鉦も鳴ります。
気のせいかしら。
時間のたつのが遅いような。
カチカチカチーの振子の音は、なんだか懐かしい。
一時間ごとになる鉦も、「うるさいよねえーきっと」との心配を裏切り、
心地よく耳に響いています。
人工音じゃないと、うるさくないんだ~
かえって、生活にリズムがでてきたような気もする。
ぜんまいを巻かなくても、2年は動いてくれる時計が、便利だった時代もある。
でも、何日ごとに巻かなくてはいけないのか、わかんないけど、
自分の手で巻いたぜんまいで、ちゃんと正確に時を刻んでくれる時計が、
田舎生活には合っているよなー 

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