面倒くさい
ガイアシンフォニーという映画の中に登場する、佐藤初女さんという方がいらっしゃいます。
青森の岩木山の山中で「森のイスキア」を主宰されている方です。
私は、映画を見て、とても感銘を受け、初女さんの講演会にも足を運びました。
森のイスキアーというところは、なんといったらよいのか。。。
映画にも出てきますし、ここを訪れた方も多いので、検索されるとよいかな~と思いますが、
ここで、初女さんは、「暮らしています」~とても、ていねいに。命を慈しんで。
映画の中で、初女さんは、訪れた方のために、心をこめた食事を支度します。
自分でつけた梅干、山でとれたきのこ、おむすび。
ここには、いろんな人が訪れるとのことですが、
初女さんと食事の支度をし、卓を囲み、朝ごはんのおむすびを口にするうちに、
自殺を考えていた人が思いとどまったり、
心がくたびれた方がとても楽に呼吸できるようになったりするそうです。
すりこぎでゴマをすって胡麻和えを作る、
大きなタルに漬け込んだ大根の「声」を聴き、重しを調節する、
そんなていねいな暮らしをする初女さんが
「めんどうくさいなんて、いわないのよ」とおっしゃっていました。
(こんなニュアンスかは自信ありません、記憶が頼りなので)
手をかけ、手間を惜しまず、時間をかけ、仕度する食事を食べることが
命もつなぐし、家族の絆も深める。
「家に帰ったら、おいしい晩ごはんが待ってる!って思えば、子供もグレたりしないわよ」
先日、TVでインターネット依存症の特集をやっていました。
そこに登場する38才の女性は、高校生の娘さんと二人暮しなんですが、
毎日、十数時間、ネットゲームにはまり、隣の部屋の娘さん(やはり、ネットゲームしている)に
「晩ご飯、何にする?こっちの部屋に来て選んで」
と、チャットで話しかけ、やってきた娘さんと、メニューを見て出前を取る、そんな毎日。
「同じゲームをすることで、親子のコミュニケーションは、ちゃんと取れている」
と、確信ありげに話す女性の顔はモザイクで見えませんでしたが。
世の中には、いろんな生き方があって、それをどうこう言うつもりはないけれど、
番組の後で、なんともいえない違和感が残りました。
お勤めをしていれば、毎日の家事は本当に大変だし、時には手抜きをしたくなるし
どうにもならなくて、店屋物が続くことだってあります。
ぽぽいも、「ごめん!!」と、ぽぽいだんなの自主的夕飯の続く時だってあります。
でも、映画をみて以来、「めんどうくさいなあ~~」と思う時、私は初女さんのお顔が目に浮かぶのです。
年末年始、腰痛で動けず、買い物にも行けず、家にある乾物でしのいでいたら、
手間はかかるんだけど、頭もすっきりクリアで、体調もいいことに気づきました。
思えば、今までは、コンビニのお弁当やデザートについ手が伸び、家での食事も
冷凍食品や半調理品を使い、ドレッシングも出来合いのもの~
そんな毎日だと、食費も割高だし、なんとなく満足できずに食べ過ぎるし、
疲れも取れず、なんとなく体調もすぐれない。
挙句の果てが、腰痛。
はっ!!と思いなおした今年は、少していねいな暮らしをしようと思っています。
あんまり無理すると、ダイエットと同じで、リバウンドしそうなので、
たまには「ごほうび」も用意して。
目の前の手間を省こうと手抜きすることが、結局は
「病院に行ったり」「ためこんだ汚れを取るのに難儀したり」
「先延ばしの仕事に追われる羽目になったり」
といった、「余計な手間」を呼び込むことになる。
これは、一度、手間ひまかけて、「なあんだ、こうしとけばよかったんだ」という思いを
味わわないと実感できないことなんだけど、味わってしまえば、事はカンタン。
一月も終わろうとしていますが、今のところ、毎日、お豆の料理と、昆布でとったお出汁と
出かけるときのお弁当(ぽぽいだんなと自分の分)とお茶(煮出した健康茶)は、続いています。
精神的にも安定しているのがわかります。
どうして、こんな暮らしができなくなってたのかなあ。。。。
ともあれ、忙しくなっても続けられるよう、今のうちに手とカラダを慣らしておこう。
え?これをスローライフっていうの?
昨日、友人に教えてもらいました♪
Read the rest of 面倒くさい